|
『ルーツ』(Roots)はアレックス・ヘイリー原作の小説『ルーツ』(原題:Roots: The Saga of an American Family)を基にした1977年制作のアメリカ合衆国のテレビドラマ(ミニシリーズ)である。 == 概要 == アメリカという国家の歴史上、最も暗い側面のひとつである黒人奴隷の問題を真っ正面から描き、社会現象と言えるような大反響を巻き起こした。ドラマが放送されると、中には部屋の電話線を抜いて着信を絶ちドラマに見入る者も現れ、キジー(Kizzy)などアフリカの名前が人気になるなど、人種・民族を問わず好評を博した。 西アフリカのガンビアで生まれた黒人少年を始祖とする、親子三代の黒人奴隷の物語を描いている。続編の『ルーツ2』では、その後(南北戦争で奴隷制が廃止されて以降)の一族の物語が描かれ、最後には原作者アレックス・ヘイリー(俳優が演じている)も登場する。 作品自体高い評価を受けてプライムタイム・エミー賞 作品賞 (ミニシリーズ部門)を受賞した。 アメリカではABCが1977年4月に8日連続で放送、平均視聴率45%を記録した〔引田惣弥『全記録 テレビ視聴率50年戦争―そのとき一億人が感動した』講談社、2004年、137頁。ISBN 4062122227〕。日本ではテレビ朝日が1977年10月2日から8日連続で放送、平均視聴率23.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した〔『全記録 テレビ視聴率50年戦争―そのとき一億人が感動した』137-138頁。〕。その半年後の1978年4月9日から4月16日まで、「スペシャルイベント あの感動をもう一度」と銘打って同局で再放送された。2015年には、BS-TBS『火曜デラックス』の枠において、4月7日から4月28日まで4回シリーズで放送された(後に2016年1月24日から2月14日まで同局にて再放送を実施した)。 主人公のクンタ・キンテを演じたレヴァー・バートンは無名の大学生だったが、この一作で人気と知名度を獲得した。クンタ・キンテの母親役にシシリー・タイソン(マイルス・デイヴィスの元妻)、ルイス・ゴセット・ジュニア、チャック・コナーズ、ヴィック・モロー、ロイド・ブリッジスなど、多くの有名俳優が出演した。アメリカンフットボールのスター選手だったO・J・シンプソンもアフリカの戦士役で出演している。クインシー・ジョーンズによるテーマ音楽も有名である。 1974年頃からミニシリーズ(1回あたり2時間ほどという長尺ドラマを短期集中で放送する)という番組形態が流行し、1976年『リッチマン・プアマン』など、同様のドラマシリーズが制作されていたが、『ルーツ』の大ヒットにより、以後この種のミニシリーズが多数日本でも放送されるようになった。 日本でも「ルーツ」が流行語となり、自分のルーツ探しが流行った。ルーツという英語はこの時点で外来語として定着し、今日に到っている。日本語版がテレビ朝日で放送された際は、トヨタ自動車と日産自動車というライバル会社が同時にスポンサーになっており、期待度と注目度がいかに高かったかがうかがえる。 アメリカのケーブルテレビ局のA&Eネットワーク・ライフタイム・ヒストリーの3社によってリメイク版が製作されることが決まった。2016年放送予定になっている。クンタ・キンテを演じたレヴァー・バートンが共同制作責任者となっている〔黒人奴隷を描いたドラマ「ルーツ」がリメーク 米 - 2015年5月2日付CNN.co.jp〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ルーツ (テレビドラマ)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|